歯は中心部に歯髄神経があり、その周りを象牙質と呼ばれる組織が囲んでいます。象牙質の内部には、神経に刺激を伝える象牙細管があり「しみる」等の刺激を感じる仕組みになっています。
通常、歯の表面部分は硬くて丈夫なエナメル質で覆われ、根の部分は歯肉で覆われているため、健康な状態なら痛みを感じません。ところが歯肉退縮などが原因で、象牙質がむき出しになると、象牙質の表面に無数に開口している象牙細管から神経に刺激が伝わり、普通では感じない刺激に対しても「しみる」と感じるようになります。