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だ液検査
ご存じですか?
人によって違う虫歯リスク
虫歯になりやすい人・なりにくい人がいるってご存じですか? 一生懸命歯をみがいているのに虫歯になってしまう人がいる一方で、あまり丁寧にみがけていないのに全然虫歯にならない人がいます。この違いは、ずばり虫歯リスクの差。だ液の量や抵抗力、虫歯菌の数などの違いから、虫歯になりやすい人となりにくい人とに分かれるのです。
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顔や身長、体格などが人それぞれ違うように、お口のなかの環境も人それぞれ違い、適切な治療計画・予防計画を立てるためにはその人の口内環境をしっかり把握する必要があります。そこでご検討いただきたいのが、だ液検査です。これはだ液の分泌量や抵抗力、また口のなかに潜む虫歯の原因菌の数を調べるというもの。この検査を行うことでその人の虫歯リスクが分かり、それを踏まえた治療計画・予防計画の作成に役立てることができます。
こんな方にはだ液検査はおすすめ
虫歯になりたくない方
一生懸命歯をみがいているのにどうして虫歯になるんだろう?
何度も治療しているのに虫歯になってしまうのはどうして?
あなたが虫歯になる原因はもしかしたらあなただけのせいではないかもしれません。
当院で行っているだ液検査では、その人一人ひとりの虫歯リスクなどを知ることができるため、だ液検査の結果から適切な治療と予防を行うことができるようになります。
もう虫歯になりたくないと思っている方はぜひ一度あなたにあった治療を知るために
だ液検査をおすすめ致します。
仕事などでストレスを感じている方
だ液の分泌量はストレスを受けると通常より少なくなります。その分、虫歯へのリスクが高まります。また、不規則な食生活などが原因で虫歯になりやすいお口の状態が続きます。
ですので、まずはだ液検査で自分のお口の状態を把握して、適切な治療や予防を行うことで、健康的な状態を維持していくことが大切です。
お子様をお持ちのご家族の方
虫歯は感染症のひとつで、だ液を通じて原因菌が口から口へと運ばれてくるのが主な原因。特に注意したいのは、乳幼児のころ。1歳半~2歳半にかけてのころが一番感染しやすいのです。この時期を過ぎればどんどん虫歯菌には感染しにくくなるので、この時期にいるお子さまを虫歯菌から守ってあげることは、今後のお口の健康を守ることにつながります。
ですから当院では、小さなお子さまをお持ちのご家族にはぜひだ液検査を受けていただきたいと思っています。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん。ご家族揃って検査を受けていただき感染に対する意識を高めていただくことで、お子さまから虫歯を遠ざけることができます。
虫歯から歯を守るだ液の役割
意外と知られていないのが、だ液の持つバリア機能。だ液には歯質を強めてくれると同時に、口のなかを虫歯になりにくい中性(※)へと導く機能があるのです。ですから、だ液の量や抵抗力が虫歯リスクと大きくかかわってきます。
※虫歯は酸性のときにできやすく、糖を含んだ食事をすると酸性に傾きます。これを中性へと戻す機能を持つのがだ液です。
だ液検査の流れ
検査1 分泌量の調査 |
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味の付いていないガムを噛んでいただき、出てきただ液を容器に集め、5分間で出ただ液の総量を計ります。 |
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検査2 抵抗力の調査 |
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検査1で集めただ液を検査用紙にたらします。5分後、検査用紙が何色に変わったかを調べます。 |
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検査3 虫歯菌数の調査 |
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検査1で集めただ液を専用の培地にたらし、37℃で2日間培養します。2日後、菌の数をチェックします。 |
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患者様にお渡ししている診断結果です。 ※クリックすると大きい画像が表示されます。 当院では、だ液検査の結果から患者様一人ひとりに合わせてどのような治療方針で治療を行っていくか計画を立て、オーダーメイドの治療を行っております。 |